TOEIC リスニングパートのトレーニング法には様々な方法があり、人によって言うことが違います。例えば、「ディクテーションやる/やらない」、「暗唱やる/やらない」などです。
リスニングのトレーニングに関してはほとんど初心者なので何が正しいのか、自分に合っているのかわかりません。なのでとりあえず全部やってみることにしました。
教材は既に実施した公式問題集のPART3と4の問題文(Qのみ)です。
今はこのように進めています。
1. 流し聞き
まずは英語を通しで2~3回聞いて大体の内容を掴みます。同時に何言ってるかわからない場所を見つけます。
2. ディクテーション
ディクテーションは以下の流れで行っています。
- スピーカーでディクテーション
- イヤホンでディクテーション
1. スピーカーでディクテーション
各文をリピートしつつノートにディクテーションします。スピーカーでやるのは本番と同じような環境にするためです。
リピートはabceedを使うととても効率よくできますね。スマホだと画面が小さくリピートのカーソルを移動するのが難しいのでできればタブレットやPCをおすすめします。
ディクテーションは聞き取り具合によって色を変えています。
- 黒:たぶんこう言っているとわかる部分
- 青:何言ってるかわからないけど、自分にはこう聞こえるという部分
2. イヤホンでディクテーション
特にスピーカーで聞き取れなかった部分に注意してディクテーションを行います。このときは1文1文というより、通しでやります。これ以上聞き取れないとなれば終わりです。
3. スクリプトを見て答え合わせ
ディクテーションをスクリプトと照らし合わせて確認します。
聞き取りミスをした部分を赤で下線を引き、どのように聞き間違えていたかを書き込みます。聞き間違えではなく聞き飛ばしてしまっている箇所は下線を引いて、「✗」と記しておきます。
著作権の関係で文は見せられませんがこのような感じです。この問題ではけっこう前置詞が聞き取れていないことがわかりますね。
4. 聞き取りミス分析
下線を引いた部分がなぜそう聞こえたのかを考えながら何度も聞きます。「単語を知らなかった」のか、「単語の発音がイギリス式だから聞こえなかった」のか、「リンキング・リダクションが聞き取れなかった」のかを自分の中で整理します。特にリダクションは聞き取りにくいので低倍速再生して聞くなどします。整理した内容は赤で書き込んでおきます。
5. 意味理解
文章の意味を理解します。ここで知らない単語や表現、苦手な文法事項や構文があれば整理しておきます。
6. 1文ずつシャドウィング
1文ずつシャドウィングします。シャドウィングは1文につき最大10分で終えるようにします。短い文であれば30秒もあれば十分ですが、長い文になると10分でも時間が足りない場合があります。ですが、そこで詰まっていてもしょうがないので10分と時間を区切って行います。
10分の過ごし方は以下のとおりです。
- 最初は
×1.0
のスピードで2分くらい取り組む
- 1.で言えなければ(このまま続けても無理そうであれば)スピードを落とす。
×0.5~×0.8
くらい、文や発音の難易度による。
- 2.でも言えない部分があるときは「一度音声をとめてその部分だけ繰り返し発音練習」をしたり、「テキストを見ながらオーバーラッピングをする→シャドウィングする を繰り返す」など工夫する。
- 徐々に再生スピードを
×1.0
に戻す。
もし上記の繰り返しの中で文を覚えてしまった場合はテキストを見ずにオーバーラッピングしてもいいことにしています。知ってる文をシャドウィングするのは逆にキツかったりするので。
7. 通しでシャドウィング
10分時間を区切って通しでシャドウィングします。2~3分やってみてどうしても言えない部分はそこだけを繰り返すなどして再度言えるようにします。最終的に10分以内に通しでスムーズにシャドウィングできるまでやり込みます。
これで1回目のシャドウィング練習は終わりです。私の場合まだまだ初心者なのでこれだけで大体1時間半〜2時間くらいかかります。
次の日からの復習は7だけを5分の時間を区切って行うようにしています(3分でOKなら3分で切り上げます)。
地味なトレーニングですが、がんばります。